
ねぇねぇ、やまのひさん!
テントを購入しようと色々みているんだけど、1つ分からない事があるの?

分からない事とは何でしょう?

テント生地の種類にポリエステルやナイロンなど書いてあるんだけど、これらの違いって何?
結局のところ、どれが一番良いの?

確かに、テントの生地は色々ありますね。
では、それぞれの種類や特徴、選び方などを解説します!

是非、お願い!
・テント生地の種類
・テント生地の選び方
・テント生地の厚み
・テント生地の織り方
【テント生地選び方】ポリエステル・ナイロン・コットン何が違うの?
テント生地の種類

テントの生地は主に4つあります。
・ポリエステル
・ナイロン
・コットン
・ポリコットン
では、それぞれの特徴を解説していきます。
ポリエステルとは
テントに使われる生地で一番多いのがポリエステルです。
ポリエステルの特徴は、軽くて丈夫。
そして吸水性が低くて乾きやすいのが特徴です。
あとポリエステルは、価格もリーズナブルなのでテントの生地として一番多く採用されています。

しかし、ポリエステルにもデメリットがあります。
ポリエステルのデメリットは、火に弱いところです。
火の粉が生地の上にのると直ぐに穴が空いてしまいます。
なので、焚き火をする際はテントから少し離れて行いましょう。
- 軽い
- 吸水性が低い
- 価格が安価
- 燃えやすい

おすすめのポリエステル生地のテント3つご紹介!
ナイロンとは
ナイロンの特徴は、とにかく軽いです。
ポリエステルよりも軽いです。
そして、難燃性であり、かつ自己消化性もあります。
あとは、吸水性が低くて乾くのが早いです

ナイロンは、キャンパーにとって最適な生地ですが、一点だけデメリットがあります。
ナイロンのデメリットは価格です。
ナイロンのテントは、高価なテントが多いです。
主に山岳用の1〜2人用テントにナイロンが使われています。

背中にテントを背負って登るんだから、軽くないと困るもんね。

ナイロン生地のテントは、ハイキングや登山をする方にお勧めですね。
- とても軽い
- 燃えにくい
- 吸水性が低い
- 価格が高価

おすすめのナイロン生地のテント3つご紹介!
コットンとは
コットンの特徴は、火に強いです。
火の粉が飛んでしまっても、直ぐに払えば穴が開くことはありません。
あとは、ポリエステルやナイロンとは違い、自然な風合いを感じることが出来ますし肌触りもよいです。
意外と知られていないのが、コットンは通気性がよく結露もしにくい素材です。

しかし、結露がしにくいとはいえ、水に強いとは言えません。
コットンは他のポリエステルやナイロンなどの化学繊維とは違い、防水コーティングを施せないので雨が降ると水を吸水します。
コットンは、吸水することで生地が膨張して雨水の侵入を防ぐ構造の為、撤収時には必ずしっかりと乾燥させなければなりません。
乾燥が不十分だとすぐにカビが発生してしまいますので、扱いには注意が必要です。
- 燃えにくい
- 風合い・肌触りが良い
- 通気性がよく結露しにくい
- 吸水性が高い
- 生地が分厚く重い
- カビやすい
- 汚れやすく落ちにくい

おすすめのコットン生地のテント3つご紹介!
ポリコットンとは
ポリコットンとは、「ポリエステル」と「コットン」のハイブリッドです。
それぞれの短所を補い、長所を合わせた良いとこ取りの混紡素材です。
では、パーフェクトな生地かと言えば、そうでもありません。
コットンの性質を少なからず受け継いでおりますので、ポリエステルやナイロンよりも吸水性がたかかったり、カビが生えやすいなどはあります。
- ポリエステルより燃えにくい
- コットンより乾きやすい
- 通気性がよく結露しにくい
- コットンが混ざる分、重い
- カビは生えやすい
- 汚れやすく落ちにくい

おすすめのポリコットン生地のテント3つご紹介!
テント生地の選び方
上の項目(テント生地の種類)でテント生地の特徴について解説してきましたが、結局のところ、それぞれの生地に必ず長所と短所があります。
一概にコレが一番とは言えません。
なので、テントに生地を選ぶ時は『テントに一番、何を求めるか』を基準に選ぶと良いと思います。
例えば・・・
・軽さを求めるのであれば、ナイロン
・扱いやすくコスパが高いモノであれば、ポリエステル
・風合いや肌触り、難燃性を求めるなら、コットン
このようにシンプルに考えると、そんなに悩まずにテント選びが進むと思います。
テント生地の厚み
テント生地の厚みは、生地に使われる「糸の太さ」と「糸の織り方」で決まります。
「糸の織り方」については、あとで説明しますので先に「糸の太さ」について説明します。
糸の太さを表す単位はデニールと呼びます。
デニールは、頭文字をとって『D』と略されて表記されることが多いです。

例えば、テントの仕様欄に下記のような表記を見た事はありませんか?
『75Dポリエステルタフタ』
『200Dポリエステルオックス』

見ても意味が分からなかったから、いつもスルーしてたわ。

この場合、75Dや200Dがテントに使われている糸の太さを表しています。
Dの前の数字が大きいほど、使われている糸が太いことを意味しています。
当然ながら、糸が太くなるにつれて生地は分厚くなりますし、強度があがって破れにくく丈夫になります。
しかし、分厚くなるとテントの重量が重くなっていきますし、当然ながら糸が太くなるということは、細い糸よりも価格が上がっていきます。
なので、糸が太ければ良いという事にはなりません。
- 生地の強度があり丈夫
- 寒気・暖気の影響を受けにくくなる
- 影が濃くなり涼しい
- テントが重い
- 価格が高い
- 乾くのが遅い
テント生地の織り方

テント生地の糸の織り方は主に2種類です。
・タフタ
・オックスフォード
では、それぞれの特徴を解説します。
タフタ
タフタとは、糸を縦横交互に交差させた織り方のことです。
150Tなどで表記されています。
これは1平方インチ内に何本の糸があるかを表しており、数字が大きいほど生地の密度が高いことを意味しています。
オックスフォード
オックスフォードとは、糸を縦横2本づつに交差させた織り方のことです。
オックスやOxと略される場合もあります。

タフタとオックスフォードでは、どちらが優れてるの?

タフタとオックスフォードでは、オックスフォードの方が優れています。
オックスフォードは、強度が高くて破れにくく、耐久性が高い編み方です。
なので、フロア(床)面に使用されている場合が多いです。
中にはフライシート(天井)にも使用されているテントもありますが、価格が高い傾向にあります。



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